品質と性能|自然素材と伝統技術でつくる高性能な木造住宅

家を建てる

品質と性能

えん建築舎の基本品質

  • 自然素材を使った、心も体も心地いい、本物の家づくり
  • 住宅性能表示制度の「耐震等級・劣化対策等級」などで最高等級に対応可能
  • デザインと品質・性能、どちらも兼ね備えた住まいをご提案
  • 長期優良住宅の認定を受けることができる
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本物の自然素材を使う

本物の自然素材

構造材をはじめ、床や建具、造作材などの内装材に「無垢材」を使用しています。 内壁や外壁、仕上げ材には「自然素材」や「天然由来の素材」を使用しています。
自然素材には、普遍的な美しさと、経年とともに増していく味わいがあります。 一つとして同じものはない木の表情や匂い、漆喰の手触り。 自然からもたらされるものの心地よさを存分に感じながら暮らしていただけます。

私たちが使っているもの

無垢の構造材/無垢フローリング/無垢建具/無垢造作材/漆喰(内装材)/高千穂シラス(外壁材)/オスモカラー(自然素材の塗料)など

FSC認証の天竜材を使用しています

土台、柱、梁、垂木などの構造材、床板、天井板などの内装材すべてに、「FSC認証」を受けた天竜材を使用しています。

FSC認証とは、持続可能な森林活用・保全を目的として誕生した、「適切な森林管理」を認証する国際的な制度のこと。

天竜の森で育まれた木を使い、刈った分はまた植える。森は使われることで循環し、さらに豊かになっていきます。

浜松を産地とする天竜桧や天竜杉は、根曲がりが少なく、年輪の幅が詰まった粘り強さのある木材。全国から見ても高い評価を受ける国産材の1つです。

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省エネルギー性能

省エネルギー性能

住まいの構造として「光や風など自然の力をいかすパッシブ設計」を大切に、たしかな断熱・気密性能を生み出す仕様・工法で、高い省エネルギー性能を実現します。 自然がもたらす心地よさを享受しながら、外気の影響を最小限に抑えることで、世代を超えて引き継いでいける住まいをつくります。

◎住宅性能表示制度「断熱等性能等級4」を確保
◎「断熱等性能等級5」、ZEH、HEAT20などに対応可能

深い軒と落葉樹で光を調整

1. 深い軒と落葉樹

深い軒は、夏の強い日差しを遮り、冬はあたたかな光を取り入れます。 落葉樹を植えると、春から秋にかけては葉が生い茂り、冬には葉が落ちるので、夏は日差しを遮って木陰をつくり、冬には落葉して窓から光が取り込む一役を担います。

通風設計

2. 通風設計

土地と周辺環境を踏まえたうえで、家の中に爽やかなそよ風が吹くように設計します。 風を感じられることで、エアコンの稼働時間を短くします。また、風量の調整ができる「引き戸」を基本建具としています。

高い断熱性能

3. 高い断熱性能

次世代省エネルギー基準に適合するために必要な断熱性能を確保すること(省エネルギー対策等級4 以上)に対応できます。

ZEH(ゼッチ)とは

ZEHとは、「省エネ」に加え、自宅でエネルギーを創ることができる家のこと。
家の断熱・省エネ性能を高めて、使うエネルギーよりも太陽光発電などで創るエネルギーが上回ることにより、 エネルギー消費をプラスマイナスゼロにします。
国が新築住宅での実現を推進していて、補助金を受けられる可能性があります。

【メリット】
◎光熱費削減につながる
(地球と家計にやさしい)
◎災害時用に非常電力を備えられる
(蓄電池をつければさらに安心)

【デメリット】
△初期費用・メンテナンス費用が高い
△天候によって発電量が変化する

冬の暖に、自然の力をいかす
「薪ストーブ」。

薪ストーブには、電気を使う暖房器具の使用減少による環境負荷低減をはじめ、 森林・雑木林の適正管理(除伐・間伐)による環境保全、心地よい暖かさ、ゆらめく炎や木のはぜる音などから感じる癒し、 子供への自然教育、煮込み料理や湯沸かしへの利用など、さまざまな魅力と楽しみがあります。

我が家での薪ストーブ使用歴は10年超。スイッチひとつで運転開始する暖房器具と比べて手間はかかりますが、暮らしに必要な「暖」を自分で用意している感覚が心地よく、寒い季節を待ち遠しく感じるほどです。電気に頼りすぎない、自然の力をいかした暖の取り方。「家中があたたかい」という冬のしあわせ。ご興味のある方には、実際の使用感などをお伝えさせていただきます。

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耐震性能

耐震性能

構造上の強さを意識した設計を大切に、全棟で構造計算を実施し、耐震性能を確かめることを基本としています。 「高い耐震性能」と「コスト・間取りの自由度」は基本的に相反するものですが、無駄に大きくしない家はそれらの両立を実現しやすくなります。
日本に住む限り必ず起こるであろう地震に対して、できる限り安心してお住まいいただけるよう、一邸一邸、耐震性能を確認しています。

◎全棟で構造計算を実施
◎住宅性能表示制度「耐震等級3*」を確保

*耐震等級3の建物であれば、「震度5強程度の1.5倍の地震に対して構造躯体にほとんど損傷を生じるおそれがなく、 震度6強から7程度の1.5倍の地震に対して構造躯体が倒壊・崩壊するおそれのない耐震性能」を備えていることになります。

全棟構造計算実施

1. 全棟構造計算実施

構造計算は「許容応力度計算」という信頼性の高い計算法を採用しています。 建築物にかかる固定荷重や積載荷重に地震力などの長期荷重、及び短期荷重を想定して部材等の内部に生じる抵抗力を算出し、それぞれの部材がそこにかかる応力に耐えられるかどうかを検証します。

強固な地盤づくり

2. 強固な地盤づくり

地震などの自然災害から人命と財産を守るために、信頼性の高い「強固な地盤づくり」が必要です。 えん建築舎では、すべての現場で「スウェーデン式サウンディング試験」という地盤調査を行い、地盤の強さや地層構成などを正確に把握します。 調査の結果、強度が不足している場合は地盤補強工事を行い、強固な地盤をつくります。

ベタ基礎

3. ベタ基礎

ベタ基礎とは、地盤に施工された鉄筋コンクリートの面全体で家の重みを支える基礎構造です。 面で支えたほうが荷重を分散できるので、地震や台風などの衝撃を、地盤へ効果的に逃がすことができます。 床下換気には、基礎と土台の間に通気構造を備えたパッキンを敷き詰める工法を採用しており、基礎に穴をあける「床下換気口」と比べて基礎強度を保つことができます。

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耐久性能

耐久性能

木の家は、劣化を軽減するための対策と、しっかりとした維持管理を行うことで永く住み続けることができます。
えん建築舎では、シンプルな建物・屋根形状、深い軒、床下空間の確保、壁内の通気工法など、まずは家の構造として長持ちできる設計を大切にしています。
ずっと住み続けたいと思える飽きのこないデザインや、年に一度の定期点検で最適なメンテナンスをご提案するなど、次の世代へ引き継いでいける住まいづくりとアフターフォローを行っています。

◎住宅性能表示制度「劣化対策等級3」
◎住宅性能表示制度「維持管理対策等級3」

シンプルな形状と深い軒

1. シンプルな形状と深い軒

必要な防水施工をすることはもちろんのこと、できるだけシンプルな屋根・建物形状とすることで、雨漏りのリスクを減らすことができます。 また、深い軒や庇を出すことで、外壁の汚れや劣化を少なくすることにつながります。

壁体内結露対策

2. 壁体内結露対策

壁体内結露とは、室内外の温度差によって生じる湿気で、木造住宅を劣化させる大きな原因のひとつです。 えん建築舎では、壁体内に湿気がこもらないよう、屋根・外壁との間に通気層をとり、 外部からの空気を流しつつ、壁内にある湿気を高性能な透湿防水シートから通気層を通して外部に放出することで、湿気から住まいを守っています。

湿気・シロアリ対策

3. 湿気・シロアリ対策

地面と接する全面に「べた基礎」を採用し、床下空間を確保することで、地面からの水蒸気とシロアリの侵入を防止する効果があります。 また、長期優良住宅仕様にする場合は、地面から地上1メートルの範囲に防腐・防蟻の薬剤処理を行い、腐朽やシロアリなどによる木材劣化を防いでいます。

飽きのこないデザイン

4. 飽きのこないデザイン

いつまでも心地よく住み続けるためには、ずっと住み続けたいと思える「飽きのこないデザイン」であることが大切です。 私たちは、新築時だけでなく、10年後、20年後にも飽きることなく、経年により魅力が増していくような、簡素で上質な住まいをつくりたいと思っています。 お気に入りのインテリアや思い出の品など、住まいを彩るのはご家族の暮らしです。

毎年行う定期点検

5. 毎年行う定期点検

引き渡し後の住まいに、毎年1回、定期点検に伺っています。目視やご家族へのヒアリングなどから状態を確認し、メンテナンスが必要であれば、そのご提案をしています。 短いスパンでコンスタントに確認し、最適な対応をすることが、住まいを長持ちさせるためにとても大切なことだと考えています。

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長期優良住宅仕様

長期優良住宅仕様

長期優良住宅とは、国が認める「環境にやさしく、長く安心・快適に暮らせる高品質な家」のこと。 国が定めた基準を満たすことで認定されます。

長期優良住宅の認定を受ければ、資源を大切にするストック活用型社会を実現する一助になり、金銭的なメリット(税の優遇措置、補助金の支給等)が享受できます。 また、認定された計画に従ってメンテナンスをしていくことで、建物が将来にわたってきちんと維持保全されます。

長期優良住宅の認定基準

1. バリアフリー性

将来のバリアフリーリフォームに対応できるようになっていること

2. 耐震性

極めてまれに発生する地震に対し、継続して住むための改修の容易化を図るため、損傷レベルの低減を図ること

3. 省エネルギー性

次世代省エネルギー基準に適合するために必要な断熱性能などを確保していること(省エネルギー対策等級4 以上)

4. 居住環境

良好な景観の形成や、地域おける居住環境の維持・向上に配慮されていること

5. 維持保全計画

定期的な点検、補修等に関する計画が策定されていること

6. 維持管理・更新の容易性

構造躯体に比べて耐用年数が短い内装や設備について、維持管理を容易に行うために必要な措置が講じられていること

7. 劣化対策

数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること(床下空間330mm 以上確保、劣化対策等級3 相当)

8. 住戸面積

一戸建ては75㎡以上、少なくとも一つのフロアの床面積が40㎡以上あること