【実例|こども園ことり 中庭ウッドデッキ】猛暑に備える、子どもたちの居場所【実例|こども園ことり 中庭ウッドデッキ】猛暑に備える、子どもたちの居場所
「こども園ことり」様よりお声がけいただき、中庭のウッドデッキ改修工事を行いました。
我が家の子どもたちも通っていた園ということもあり、私たちにとって特別なご縁のある仕事です。
近年の夏の暑さを見据え、これからも子どもたちが安心して遊び、食事をし、日々の時間を過ごせる場所となるよう、中庭の環境を整えるお手伝いをさせていただきました。
【工事の概要】
- 子どもたちが裸足で安心して過ごせる中庭空間へ
- 猛暑に対応するウッドデッキへの改修
- 基礎の打ち直し・天竜檜デッキ新設・屋根増設
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発注/こども園ことり (→ウェブサイト)
基本計画/Integral Design Studio
実施設計・施工/えん建築舎
大工/草ケ谷山本建築 棟梁 山本辰也
【 Before 】
リノベーション前の中庭ウッドデッキ
もともと中庭には、樹脂製のウッドデッキが設置されていました。
竣工当時は快適に使われていましたが、年々厳しさを増す夏の暑さのなかで、屋根があっても日差しを遮りきれず、デッキは高温になり、裸足で歩くことが難しい場所になってしまったそうです。




【 工事中 】
信頼できる職人と、一つひとつ丁寧に
今回の工事は、普段から家づくりをともにしている信頼できる大工さんに施工をお願いしました。
「子どもたちが毎日安心して使う場所だから、細かなところまで丁寧に。」
そんな思いを共有しながら、一つひとつの納まりや木肌の仕上げまで、時間を惜しまず向き合ってくださいました。
こうした職人さんと一緒にものづくりができることは、私たちにとって大きな財産だと感じています。






【 After 】
安心して裸足で過ごせる場所へ
既存のデッキを撤去し、もともとあった排水溝を避けながら基礎から新たにつくり直しました。
また、既存の下屋は活かしながら、新たに屋根を設けることで、雨掛かりや日差しを抑えています。

子どもたちのための細やかな工夫

この場所を使うのは、赤ちゃんから年長さんまで、たくさんの小さな子どもたち。
家を離れ、思い思いに遊び、学び、ときには冒険をする毎日の舞台です。
一見すると普通のウッドデッキのようですが、
「手触りや足触り、安全性」に配慮して、細かな部分まで丁寧に仕上げています。
- 裸足でも安心な超仕上げ※
- 手触りをやさしくする面取り
- 安全に使える納まり
※一般的に室内の無垢床材に用いられる、表面を非常になめらかに整える仕上げです。屋外のウッドデッキではあまり行われません。
見た目以上に、触れたときの心地よさを大切にした仕上がりになっています。
大きな面積だからこそ、丁寧に


住宅とは比べものにならないほど広い面積。
既存建物との取り合いも多く、正確な測定と施工が求められる工事でした。
細かな寸法を積み重ねながら、既存園舎に自然になじむデッキを目指しました。
地元の木でつくる

今回のデッキには、園長先生のご理解もあり、地元・天竜檜を採用しました。
地域の木を使うことは、森を守り、林業や製材など、この地域で木に関わる仕事を未来へつないでいくことにつながります。
また、園では普段から端材も子どもたちの遊びに取り入れ、大切に使われています。
木は建物の材料としてだけでなく、子どもたちの遊びや学びにも寄り添いながら、豊かな時間を育んでいく存在だと改めて教えていただいた気がしています。

工事を終えて
今回の工事では、既存の樹脂製ウッドデッキはまだ十分に使える状態でした。
それでも、これから先の子どもたちが安心して過ごせる環境を考え、「改修」という選択をされた園長先生の決断が、とても印象に残っています。
近年の気候変化や子どもたちを取り巻く環境は、少しずつ変わり続けています。
建物もまた、その変化に合わせて少しずつ手を加えながら、未来へ受け継いでいくものなのだと、今回の工事を通して改めて感じました。
After写真は、施工から数ヶ月経ち、芝生もきれいに整った頃に撮影したものです。
その後、こども園ことり様のInstagramでは、子どもたちや先生がウッドデッキで食事を楽しむ様子を拝見しました。
完成した場所が、日々の暮らしの中で自然に使われ、子どもたちの笑顔が集まる風景になっていることを、とても嬉しく思っています。

子どもたちの時間を育む場所。
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建物は、雨や風をしのぐだけの場所ではありません。
遊び、学び、食べ、笑い合う。
その場所で積み重なっていく時間まで含めて、心地よい環境をつくりたいと考えています。
木のぬくもりを活かした保育施設や教育施設、木工事・改修のご相談も承っています。