木の家と暮らしづくり

心地よくつながり合う「建物」と「外空間」を一緒に考える
心地よくつながり合う「建物」と「外空間」を一緒に考える

えん建築舎では、「建物」と「外空間」が心地よく繋がり合うよう、それらを一緒に考えながら設計しています。
建物・外空間の繋がりや、外空間の心地よさが、心ゆたかな暮らしのために欠かせない要素だと考えているためです。

 

住宅地にいながら、道路や近隣からの視線を気にせず、自然を感じられる暮らし。

 

建物の内と外の境界がゆるやかになり、敷地全体が居場所のように感じられる家。

 

木陰揺れるウッドデッキでコーヒーを飲む。
野鳥が木に止まり、しばし眺める…
建物と外空間とが心地よく関わり合うことで、さまざまな楽しみが生まれ、心ゆたかな「時」が紡がれていきます。

 

 

 

 

 

私たちは、設計するときに、まず現場を見て、光や風がどのように入ってくるのか、どんな景色が見えるのか、周辺にどんな建物が建っているのか等の、敷地の個性を捉えます。

 

それらの要素を踏まえた上で、どのように駐車したら車が入りやすいか、心地よいアプローチは、リラックスして過ごせるウッドデッキは…など、敷地の中で「建物」と「外空間」をどう配置すれば良いかを一緒に考えます。

 

採光や風通しはもちろんですが、窓が切り取る景色も考えながら、窓の大きさや配置、植栽(木の選定、配置等)について考えていきます。

 

 

 

 

私たちは、「雑木林」をヒントに、里山のような自然の風景を感じられる「雑木の杜庭」をつくっています。

 

目指しているのは、暮らす方が関わり合い、心の向くままに時を過ごすことのできる庭です。

 

樹木の選定ひとつにおいても、めぐる季節を感じたり、花の色や香りを楽しんだり、お子さんが実を収穫したりと、視覚的な美しさだけではない、さまざまな喜びや楽しみを感じていただけるように、と考えています。

 

(2021年から庭づくり事業「えん造園舎」を始めました。「雑木の杜庭」の詳細はこちらをご確認ください)

 

 

 

 

我が家は、夫婦と小さな子供2人がいる4人家族です。

「雑木の杜庭」のある木の家で暮らし始めてから、約5年が経ちました。

 

LDKにウッドデッキへつながる大きな掃き出し窓があり、キッチンに立った時やダイニングの椅子に座った時、リビングのソファに座った時に、窓を通して中庭を見ることができます。

 

中庭には、イロハモミジ、コハウチワカエデ、アオダモ、ハクサンボクなどを植えていて、ふだんよく過ごす場所で、日々移り変わる季節を感じています。

 

そんな中庭では、夏の間だけ小さなハーブ畑が生まれます。料理の合間に、掃き出し窓からささっと外へ出て収穫しています(妻)。ハーブ類は買うと高いし日持ちしないから、庭にあるとうれしいそう。紫蘇の種も適当に蒔いて収穫しているようです。

 

玄関を出てすぐ、日当たりの良い場所で、ジューンベリーとブルーベリーを育てています。実が生ると、子供たちが野鳥と争うように食べています。(朝起きてすぐ外へ直行!)

 

大人も子供も、割とよくウッドデッキに出て過ごします。
木陰でのんびりしたり、食事をしたり、プールを出したり、シャボン玉で遊んだりしています。

 

 

 

 

つい外に出たくなる「庭」。
関わり合うことで生まれる、ゆたかな「時」。
そのための外空間を、建物と一緒に考えていきます。

 

 

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